初心者のトグルスイッチ交換(はんだ付け)【エピフォン/レスポール】

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以前からトグルスイッチの調子が悪く、リアは問題ないですがフロントだけ音が出ないという症状です。センターにしてもリア(TREBLE)の音しか出ていません。

いつもリアで弾いているので困っていた訳ではありませんが、弾くたびにモヤモヤしていました。接点復活剤は試しましたが改善せず。でも修理に出すのも何だかなぁと。

解決方法を調べているうちに「自分で直してみたい!」という別のスイッチが入ってしまったので、今回は思い切って自分でトグルスイッチを交換してみることにしました。

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必要な工具

とにかくはんだ付けが難しかったです。失敗したり工具や部品を追加購入したり、結果的に作業はトータル4〜5回(日)実施して完了まで約2ヶ月かかりました。

用意したもの
  • トグルスイッチ(交換用)
  • ハンダごて
  • こて台※スポンジ付き
  • はんだ
  • はんだ吸い取り線
  • ニッパー•カッター•ハサミ
  • ルーペ ※ライト•アーム付き
  • 作業用マット
  • 絶縁テープ

はんだごて

本当はケーブルレスのはんだごてを買おうと思っていましたが、どうしても安全面での不安が拭えなかったのでSK11(エスケー11) はんだこてセット 40W KF-40S(Amazon)を購入。

トグルスイッチの交換以外に使う予定もありませんし、高機能な商品を買ったところで私には使いこなせないので。。はんだと簡易的なこて台も付いているので初心者としては助かりました。

はんだごて専用スタンド

購入したはんだごてに箸置きのようなこて台が付いていましたが、予期せぬタイミングで動いてしまうなど安全面に不安を感じたので、後日専用のはんだこて台 ST-11(Amazon)を購入。

安定感もあり、こて先が洗えるスポンジ付きなのでとても使いやすいです。

ルーペ(アーム•ライト付き)

トグルスイッチの金具も銅線も小さいので、照明の角度や作業の都合で接合部分が見えずらいことがありました。また、トグルスイッチと配線を片手で固定しながらはんだ付けするのは難しかったので、ライトとアームが付いているスタンドルーペ400-LPE015(Amazon)を購入。

作業用シリコンマット

溶かしたはんだがテーブルなど予期せぬ場所に落ちてしまうと危険なので、作業用のシリコンマット(Amazon)を購入。マット上で練習も出来たのでかなり役立ちました。

はんだ吸い取り線

はんだを付け直す際に古いはんだを吸い取るハンダ吸取線 SWU-06 線幅: 5.6mm(Amazon)を購入。はんだ付けに失敗しまくったのでかなり使いました。最初は全く吸い取れずコツを掴むのに苦労したので、こちらも事前に練習しておいた方がいいです。

はんだ付けの流れ

↑右下のはんだ付けは失敗例です(´・ω・`)

とにかく安全第一!本当にこれにつきます。作業の邪魔になりそうな物や可燃物は周辺に置かないようにしておきます。

はんだ付けの流れ
  • 作業スペースの安全確認
  • 配線の確認 ※写真やメモ
  • トグルスイッチを外す
  • 被覆剥き
  • はんだ付け

配線の確認【写真と配線図】

作業前に配線の写真を何枚か撮影しました。でも不安なので紙にメモ書き程度の配線図も作成。それでも不安なので頭の中でも「赤い線がココでシールドは真ん中で••」とイメージを深めておきました。

トグルスイッチを取り外す

ギターの背面からトグルスイッチを取り出しますが、キャップが付いたままだと引っかかって取りづらいです。キャップはクルクル回して作業前に外しておきます。今回はトグルスイッチの付け直しではなく交換なので、はんだ付けされているケーブルはニッパーでカットしました。

取り外したトグルスイッチのはんだ付けがお手本になるので、捨てずによく観察しておきます。ボリュームポット側の蓋も開けて、トグルスイッチと繋げるケーブルの種類•残りの長さ•どこに繋がっているかを確認しておきます。

被覆剥きとはんだ付け

被覆剥きはワイヤーストリッパーという専用の工具もありますが、何となく成功する自信があったのでハサミで作業しました。

1回目のはんだ付けは失敗。当日は音が出て歓喜に包まれたものの、2日後くらいにまた出なくなりました。あらためてネットやYoutubeではんだ付けを勉強し、2回目以降はだいぶ良くなりました。特にこの村田製作所さんの記事が参考になりました。

急にはんだスキルが上がることもないので、まずは銅線を金具にしっかり接触させることを意識して作業しました。

ケーブル•ジャック交換

3回目のはんだ付けは綺麗に成功しましたが、ギターを持つ角度によって音が出たり出なかったりという不安定な状態に。弾きながら接点を触っても音に変化はなく、ケーブル自体が劣化している可能性が出てきました。

シールドケーブル

シールドケーブルはどの商品が正解か分からず、ネットで購入して2回失敗しました。商品の仕様や詳細をよく確認したはずですが、長さが足りなかったり微妙に種類が違ったり。最終的に一芯シールドケーブルは楽曲屋さんで購入。

銅線やシールドの一部が剥き出しになっているとノイズなどの影響がありそうな気がするので、該当箇所は絶縁テープを巻き付けておきました。

あれから約1ヶ月は問題なく音が出ているので、これは「成功」と呼んでおきます。一部の弦で高音のズレが気になっているので、今更ですがブリッジの調整などもやってみたいと思います。

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