空白前・空白後で文字を分けて抽出する【エクセル関数】

万一の操作ミスに備え、対象エクセルは作業前にコピー(バックアップ)しておく事をお勧めします。※それに救われた事が多々あります

空白(スペース)の前と後で文字を分ける

氏名などの文字列を空白の前・後でそれぞれ分けて抽出する関数です。

空白は全角・半角いずれかに統一されている必要がありますが、どちらか分からない場合でも一括で変換する事は可能です。※氏名に空白が無いものは空白を追加してください

関数を入力する

=LEFT(B3,FIND("　",B3)-1)

=RIGHT(B3,LEN(B3)-FIND("　",B3))

図の様なレイアウトの場合の関数なので、配置が異なる場合は関数のセルの値(B3)を変更してください。

また、氏名の空白が半角の場合は関数の「” “」内を半角の空白に変更してください。

1番下まで関数をコピー

関数を入れたC3・D3セル両方を選択状態にし、D3セル右下にマウスでカーソルを合わせてダブルクリックすると関数が一番下までコピーされます。ただし、B列の途中に空欄セルがある場合はその手前の行までしかコピーされません。

その際、書式までコピーされてしまいますので、関数のみを適用するにはオートフィルオプションをクリックして書式なしコピー(フィル)を選択してください。

一番下まで関数コピーできない場合

例えば氏名のセルに何も値が入っていない空欄のセルがあると、関数の式を一番下までパッとコピーできない場合があります。いくつかやり方はありますが、儚くも美しいやり方を紹介します。

※何か値が入っていれば良いので「1」じゃなくてもOKです

イレギュラーが無い限り、この作業後に関数を入力・下までコピーすれば解決しているはずです。その後C列は削除します。(ここが儚いポイント)

＃VALUE! を非表示にしたい

IFFERROR関数でエラーを非表示にします。IFERRORで囲んでしまえばほとんどのケースで有効な手法なのでぜひ覚えておいてください。

=IFERROR(LEFT(B3,FIND("　",B3)),"")

=IFERROR(RIGHT(B3,LEN(B3)-FIND("　",B3)),"")

空白を全角or半角で統一する【一括変換】

[B列]を選択(B列が氏名の場合)し、「Ctrl + F」で検索と置換を起動します。半角の空白を全角にする場合は以下の様に入力して「すべて置換(A)」で完了です。