「URLの正規化」何となく大事なんだろうと思ってはいましたが、調べてみても初心者の私には内容が難しくて理解できませんでした。
結論、URLの正規化はとても重要であり早めに実施する必要があります。なので私みたいに困っている方に向けてシンプルに要点を纏めてみました。
URLは複数存在する
例えば当サイトのトップページ。サイト自体は1つなのにURLが複数存在します。具体的には以下の4パターンですが、どのURLを入力しても当サイトのトップページにたどり着きます。
No. | URL |
---|---|
① | http://www.unity-right.com/ |
② | http://unity-right.com/ |
③ | https://www.unity-right.com/ |
④ | https://unity-right.com/ |
①独自ドメインを取得した場合
私はunity-right.comという独自ドメインを取得し、それにより以下2つのURLが使用可能になりました。
No. | URL |
---|---|
①(www有り) | http://www.unity-right.com/ |
②(www無し) | http://unity-right.com/ |
何か特別な設定をしたりオプションで申し込んだ訳でもなく、[www有・www無]基本的にはどちらも使えます。(たぶん)
②サイトをSSL化した場合
SSL化とは簡単に言うとサイトのセキュリティーを強化する事です。※サーバー側で申込みや設定が必要です
SSL化する事でURLが[http → https]になります。[www有・www無]それぞれがSSL化して、新たに以下2つのURLが追加されました。
No. | URL |
---|---|
③ | https://www.unity-right.com/ |
④ | https://unity-right.com/ |
URLの正規化が必要な理由
Googleアナリティクスやサーチコンソールでアクセス分析しようとしたところ、PVがURL毎に4分割されていました。
No. | URL | PV |
---|---|---|
① | http://www.unity-right.com/ | 100 |
② | http://unity-right.com/ | 12 |
③ | https://www.unity-right.com/ | 31 |
④ | https://unity-right.com/ | 75 |
クロール・インデックス登録・ユーザーアクセス・サイトの評価などはURL毎にイベントが発生します。
ページは1つなのにURL(入口)が複数あると、様々なデータや評価が分散してしまいまう訳です。
メインとなるURLを決める!
URLの正規化とはメインのURLを決める事です。私の場合はhttps://unity-right.com/をメインURLに決めて、それに伴う設定をしました。それ以降のユーザーアクセスやサイトの評価などはメインのURLに集約されています。
URLの正規化に必要な設定
どのURLをメインにするかを決めたら、関連するサービス側の設定をしていきます。以下は参考として私が利用中のサービスについての設定です。
設定方法が変わる場合もありますので、何か違うな・・と思ったら各サービスの最新マニュアル等をご確認ください。
WordPressの設定
- 設定
- 一般
- サイトアドレス(URL)
サイトアドレス(URL)にメインのURLを入力します。それにより<head>内にcanonicalタグが追加される仕組みです。WordPressアドレス(URL)は誤って変更してしまうとログイン出来なくなる可能性があるので間違えない様に注意しましょう。
試しにソースを確認したら正しく表示されていました。スマホなら「HTML viewer」というアプリで確認できます。
<head>
<link rel="canonical" href="メインのURL">
</head>
Cocoonの設定
チェックを入れるとトップページやカテゴリページ等にもcanonicalタグが挿入されるとの事。
Cocoon設定 → SEO
Search Consoleの設定
以前は必要な設定がありましたが、2019年6月に廃止となりました。
アナリティクスの設定
Googleアナリティクスの「設定」より
- メインとするURLを入力
- httpかhttpsかはプルダウンで選択
- 前項と同様に設定
まとめ
サイトを立ち上げた当初はわずかなアクセスでも大きなモチベーションに繋がるので、設定は大変ですが早めにURLの正規化を実施しておきましょう。
アクセス数が思うように増えない当サイトですが、それでも毎月少しずつ増えているのはURLの正規化をしてデータの把握・分析をしてきたからだと思っています。
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